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2011年3月

2011年3月31日 (木)

春の風が吹いた日に

春の風が吹いた日に、畑の土おこしをしました。 初の庭仕事です。背中に当たる日ざしは、ぽかぽかというより 結構 熱く感じられました。ひさしぶりの土の感触、そして 匂い。場所によっては、まだ 土が凍っているところもありました。やはり、今年は まだ 気温が低いのですね。それでも、シャベルで 土を起こしていると、だんだん 体がほてって来て、終わる頃には、いい汗をかきました。

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ちいさな畑です。しかも、裏山がせまっていて、秋は 特に 日照時間が短く あまりいい条件ではありませんが、それでも 野菜を育てるたのしみ、収穫の喜びを 味わっています。ちょっとできは 悪くても、採りたては 何より おいしいですよ!

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これは、畑にはえていたハコベなどの野草です。とったものは、堆肥ボックスにいれて、大事な堆肥となっています。農薬は使わないので、時には 虫との戦いも 不可欠です。

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畑の脇には、昨年の秋にこぼれ種で芽をだしたカモミールが、こんなに青々とした葉をつけています。寒い冬も なんのその…。花は 可憐だけど、君は 強いね。

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目をこらすと、ニラのちいさな芽が 出ていました。 わかりますか? こんなに 小さくても しっかりニラの匂いがします。踏まないように、気をつけないとね。

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そして、これは ニンニクです。昨年の9月半ばに 種を植えました。 これから、どんどん大きくなるように、油粕と魚粉をまきました。収穫は 7月の後半。まだ、先ですね。

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スノードロップも 春の風に ゆらゆらと花を 揺らしながら、のびのびと 春のひざしを楽しんでいる様子。 そうそう、ちいさな池の方から、カエルが ころころ のどを転がす声が聞こえました。今年も 卵を 産むかしら?

もう、4月ですね。

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2011年3月29日 (火)

自然な風合い~キッチン~

ここで、一軒 納品が完了しました。 近くに川の流れを聴きながら、森の入り口のようなロケーション。 なので家も 森と木をイメージしたような雰囲気が感じられます。

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有機農業をされているお施主さんの家作りに対する想いが この家のあちこちに見て取れ、お施主さん自身が ぞんぶんに家作りを楽しんだ様子が伝わってきます。

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家の真ん中に、パンが焼けるペチカがあります。中ほどの段には煮物のお鍋もかけられるようになっています。これはお施主さん自身の設計によるものです。はたして、うまくいくでしょうか…楽しみですね。

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      そして、これが 我工房が納めたキッチンです。今回、カウンタートップも    木で(センという木)仕上げました。これは、初めての試みです。 使い込まれて、どのような風合いになっていくでしょうか…? 本体は、クリの木を使っています。

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また、2月のブログで書きましたが、持ち手を リョウブの枝で作りました。このリョウブは、近くの森からもらったきたものです。手づくり感と 自然な感じのこの家に 溶け込んでいるように 思いました。

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2011年3月26日 (土)

山のたぬき

私事ですが、東京のある公共機関で、こどもに携わる仕事を、細く長く つづけています。今回は、こどもとのやりとりで、おもしろいことがあったので、それを 紹介させていただきます。

その日、ひとりの男の子が 「どこに 住んでいるの?」と 聞いてきました。すかさず、「山に住んでいるのよ」というと、その男の子は、予想外の答えに 口をあんぐりと開けたまま。そして、顔を赤らめて、「何 言ってんだよ」と、声を上げました。「本当よ。狐も たぬきも いのししもいるのよ」と 私が言うと、その子は、「うそつき!」と言って、去っていってしまいました。

きっと、自分のまわりに そんな人がいるということに 驚いてしまったのでしょう。

おもしろいのは、次からです。

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このやりとりを聞いていた女の子(5さい)が、私の顔をのぞき込むようにして 聞いてきました。

「ねえ。たぬきって、本当に 夜になると 立っておなかをたたくの?」            「どうかな?夜は 寝てるから、まだ たぬきに会ったことないのよ」と 私。

(本当は、一度だけあるんです。夜 寝ていたら、誰かが からすが笑っているような鳴き声を あげているので、外をのぞいてみたら、‘たぬき’でした。)

話を 戻しましょう。 私の答えに、しばらく 考えていた女の子は、こう言いました。

「私ね、夜寝てるとき、ぱちっって目が開くときがあるの。お母さんは、寝てるけど、こわくなかったよ。ひとりで いけるよ」

「そう・・・じゃあ・・・今度 いっしょに 夜 山へ行ってみようか?山は 暗いから、懐中電灯を もってきてね」と 私。

すると、その女の子は、また しばらく 考えています。たぶん、このとき、真っ暗な山を 想像したのでしょう。そして、女の子は 言いました。

「私ね、やっぱり こわいから、や・め・る」

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こどもって おもしろいですね。見えないものを信じる力をもっていたり、大人では思いつかない想像力をもっていたり。たまにですが、こんな風に こどもの世界で 遊ばせてもらっています。

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2011年3月22日 (火)

芽 うごく

スノードロップが芽をだしてから、毎日 気にして、スノードロップに会いにいっています。

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今朝は、 ちらちらと小雪が舞いましたが、積もるほどではありませんでした。「今日は どうしているかしら?」とのぞいてみると、ちいさな水玉を まとっていました。かわいいでしょ!この2、3日で すーっと 背丈が伸び、今 7センチくらいになりました。

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こうして、花と向き合う時間は、ロバの夫婦にとって、心しずかなひとときになっています。

昨日、春分の日を迎え、あちこちで 芽が動き始めているのに 気づきました。全部紹介したいところですが、いくつかに しておきますね。

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まずは、落ち葉を 力強く突き破り、 ニョキニョキっと芽をだした、これは、またしても スノードロップさん。スノードロップばかりで、すみません。でも、この姿形に 地上からでてきて’さあ これから’というような生命力を感じて、好きなんです。

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これは、プシキニア レバノチカといいます。スノードロップもそうですが、地上に芽を出した頃には、もう つぼみをつけていて、あっという間に 花を咲かせます。細長い葉が、つぼみを 守るようにしているところが、いいですよね。

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 これは、ルバーブです。きれいに 葉がたたまれてまいます。                    ジャムにできるのはいつ頃でしょう? 

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そして、最後は、サンシュユのつぼみ。ようやく 色づいてきました。

週の後半は、また寒さが戻るみたいですね。また、雪が降るかもしれません。それでも、冬の長いこの里山でも、確実に 季節は 春に向かっています。動き出した木々や花々の変わっていく姿に 心をくばり、移り行く季節を たのしみ、そして また お伝えしていけたらと思います。

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2011年3月19日 (土)

スモーク

ここで、甥っ子の誕生日があり、お祝いに ベーコンをつくって、贈りました。

Photo_5  まずは、豚バラに 35%の塩と、香辛料、ハーブをまぶします。香辛料は、コショウ、シナモン、クローブ、ナツメグです。そして、ハーブは ローズマリー、ベイリーフ、セージを使いました。これを、ラップでつつんで、保冷用ビニール袋に入れ、冷蔵庫で 3日間 寝かせます。

これは、短期でつくる方法で、通常だと 一週間 寝かせるようです。

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次に 寝かせた肉についた、塩などを洗い流し、流水に 2~3時間 つけておきます。このとき、水が直接 肉にあたらないように 注意。途中で、塩加減を 味見します。肉の一片を切って、レンジで 熱を通してから 口にします。

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いい塩加減になったら、水から出し、キッチンペーパーで 水気をふいて、寒風にさらして、乾燥させます。(2、3時間)

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スモークの準備です。ガスコンロの上に、耐熱性の皿を置き、まずは スモークウッドをのせます。ウッドの写真を 撮り損ねました。これは、チップの写真です。ウッドで、肉に 熱を通してから、チップで 香りをつけます。今回は桜のチップを使いました。このチップによって、匂いも変わってきますよね。ちなみに、フィンランドでは、ジュニパーの小枝を その場で 折って来て、匂いをつけていましたよ。

Photo_11 手製の燻製箱を かぶせます。

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中は、こんな感じです。 燻製箱の裏面には、耐火性のある特殊な板が張られています。まずは、ウッドで 50度くらいで 肉を乾燥させてから、75度で 熱を通します。そして、最後に チップです。出来上がりまでに、3時間ほど かかりました。

そうして、

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チップで香りをつける頃、チーズもいれて いぶしました。そうして、ベーコンと スモークチーズのできあがりっ!

久しぶりの燻製でした。また、時間を作って、やりたいと思っています。今度は、スモークサーモン やりたいですね。   

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2011年3月16日 (水)

咲いた

昨日、暖かな春のような陽だまりの中で、スノードロップが 咲きました。

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雪のしずくのような 純白の花びらを そーっと開いて…。かわいいでしょう。そして、

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まんさくの花も ぽつぽつと開き始めました。くるんと巻いた花びらと 紅をさしたガクが、チャーミングでしょ。

そして、今日。Photo_4

お昼ごろから、また 雪が降り始めました。 明日の朝は、また 冷えそうです。雪にくるまって、おやすみなさい。

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2011年3月14日 (月)

心のあかり

久しぶりのブログです。

クライストチャーチの地震で、夢を持って旅立った人々が亡くなり、なぜ こんなこと…と思っていた矢先に、それ以上の地震が 日本で起きるとは、誰も 予想はしてなかったでしょう。津波に 街が飲み込まれていく映像に 息を呑み、最愛の家族をなくされた人の気持ちや、今も 避難をよぎなくされてる人々のことを 想うと、ブログなど 書けませんでした。

でも、今日 雪がすっかりとけた庭先に 、心が ぽっと明るくなるようなものを みつけ、ブログをかく気持ちになりました。

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我が家の庭に 春を呼ぶスノードロップが、いつのまにか 芽を出して、つぼみをつけていました。背丈 わずか3センチと 小さいです。気づくのが遅くなって、ごめんなさい。 今年の冬は、寒さが 厳しかったでしょう。今年も 芽を出してくれて、ありがとう。会えて、うれしいです。

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目を凝らすと、後につづくスノードロップが あちこちに 芽を出していました。

12日、長野北部で 震度6の地震があったとき、家族以外に 「大丈夫?」と 連絡をくれた人がありました。2月に たった2回 それも 数時間 いっしょに 仕事をしただけの人だったのですが、 気にして連絡をくれたということに、心が温まる思いがしました。

ひとを大切に想う気持ちを‘伝える’…大切なことですね。

そして、原発のこと、電気のこと、問題は いろいろあるけど、被災地の方々が 一日でも早く また 安心して暮らせるようになることを 祈っています。

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2011年3月 9日 (水)

大詰め

「今日は 何曜日?」 「明日は…」と ぶつぶつ ろばの主人(あるじ)の独り言が始まると、仕事が大詰めに入ってきたサインです。頭の中で あれこれ 段取りを整理し、手落ちのないように 何度も自分の中で 確認しています。そして、納品まで 緊迫した日々が続くのですよ。最初の頃は この緊張感に疲れたものですが、いつの間にか 慣れ、今は いっしょに エイエイオーと乗り切るしかありません。 今週末のキッチンの納品に向けて、今 大詰めに入っています。

Photo_3 2月の後半に 森からもらってきたリョウブの枝は、薪ストーブの側に置き、このように 乾燥させました。

Photo_2 これは、持ち手用に刻んだものです。このまま 乾燥させましたが、割れることはありませんでした。

Photo_4 そして、持ち手は、このように 仕上げました。照明の関係で、色が違ってみえますね。

P1120498           この引き出しに 持ち手をつけます。

Photo_5 これは、天板の‘板はぎ’という作業をしているところです。板をはいでいるのではなく、板を張り合わせているところです。

Photo_6                  こちらは、扉。

Photo_7 午前中、もうひとつの天板を ‘板はぎ’しました。仕上げのオイル塗りは 私が担当しています。 明日は、正念場です!

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2011年3月 8日 (火)

春の雪

先週、春のように暖かな日が続き、雪が すっかりとけ、久しぶりに 宿根草と ご対面できたと思ったら、マイナス8度という 真冬並みの朝を迎えたりと、春と冬が 上空で ブランコに乗っているような お天気ですね。

そして、今日は 春の雪が 40センチほど 積もりました。春の雪は、水を含んでいて重いです。

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そこで、工場の屋根も 雪かきをしました。雪かきの後は、ちょっと 息抜きに…

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雪だるまを つくりました。いくつになっても、こういうのって、楽しいですネ!しばし、時を忘れて 童心に返りました。

春の雪は、お昼には やみ、ぴちゃ ぴちゃと 音を響かせ、土に返っていきます。雪解け水の春の音は、心地よいものです。

そして、夕方 ちらちらと また 雪が 舞い始めました。

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2011年3月 3日 (木)

お人形

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駅で このポスターをみかけ、このおすもうさんに 心ひかれ、先週 日本民藝館(目黒区駒場)へ 行ってきました。

企画展では、三春、堤、鴻巣など 各地域に昔から伝わる古人形が 展示されていました。その中で、私が 足を止め、あっと 思ったのが これです。

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江戸末期の相良人形のおひなさまです。

2月に ブログで書きましたが、3年前に 民芸店で ひとめぼれして買ったのが、相良人形のおひなさまでした。その先祖が 陳列されていたのです。よくみると、着物の袖が 上に上がっているところ、そして 顔の目鼻立ちが よく似ていました。これをみて、自分のおひなさまが 代々伝わってきて、ここにあるものだということがわかり、嬉しくなりました。

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いいなぁ…と思うものを スケッチし、ゆっくり 見て回りました。いいものを みていると、美しい景色をみているかのように、心が ほどけてくるものですね。

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そして、今日は 桃の節句。桃の花を飾り、ひなあられを お供えしました。サザエさんちのわかめちゃんみたいに、日本のあちこちで 女のお子さんのお祝いを してるかしら?

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最後は、夢見るへびこちゃんです。ロバのあるじが 松本の民芸館へ行って、一番 気に入ったものです。 冬眠から覚めたへびこちゃんが 春風を感じているような、そんな感じですね。 

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2011年3月 1日 (火)

くらしの中で

昨日、 木製キッチンを考えているお客様が はるばる静岡から来てくださいました。残念ながら、我工房には ショールームはないのですが、いつも お世話になっている有賀製材所さんのご自宅に納品したキッチンを 見ていただけることになり、そちらに お客様を ご案内しました。

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有賀製材所さんは、落とし込み工法を取り入れ、無垢の木の特性を生かした家づくりを得意とする建築会社です。また、写真でみられるように、ペチカの施工も 取り入れています。ペチカは、最初の数時間 薪で火を焚けば、後は 暖まったレンガの熱で 家全体が暖まるというものです。

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これが 5年前に納めたキッチンです。使い込まれて、いい風合いがでてきています。何度も 話し合いを重ね、使いやすさと お客様のリクエストを盛り込んでつくったキッチンです。ここで、ご家族様のごはんが 毎日 作られているんですねぇ。

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このテーブルセットも 我工房のもの。コナラの木で つくりました。 お孫さんが10人、来客も多く、なにかと ひとが集まるリビングテーブル。こども達の元気な声や 家族の笑い声、お客様のはなしなど、このテーブルや椅子も いっしょになって、聞いているんだろうな…と 想像すると、こちらも 楽しい気持ちになります。

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有賀さん宅では、いろいろ 作らせていただいています。納めた家具たちが、ひとのくらしの中にあり、共に 活きているのをみると、ありがたく 幸せな気持ちになります。これこそ、作り手の醍醐味です。

家具は ひとのくらしの中にあるものですね。

さて、これを機に、我が家のキッチンも 人様に みせられるように、作りたいところです。

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