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2011年12月

2011年12月27日 (火)

納品、1000キロ!!

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クリスマス寒波が 日本列島に押し寄せてきた頃、ご注文のキッチンと洗面台が完成し、福島県伊達市へ 納品へ向かいました。

いつもは、軽のワンボックスカーと 軽トラの2台で、家具を パズルのように詰め込んで、納品へ行くのですが、今回は 量が多いので、、4トン トラックでの運送を 業者さんにお願いしました。

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まずは、別注のテレビ台を届けに 埼玉へ。ナラの座卓に合わせて、ナラの木でというリクエストがありました。

依頼は、私の友人で 会うのは 5年ぶり。元職場の同僚で 共に山を歩いた友です。久しぶりの再会でしたけど、前と変わらず、気兼ねなく話がはずみ、旧友のありがたさを 心に感じました。(お昼を ごちそうさま)

そして、福島へ。東北道を走るのは、独身以来のことです。

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男体山。戦場ヶ原は 家族で 何度も歩いた 思い出の場所。戦場ヶ原を流れるゆったりとした川の流れが好きでした。

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山の友と歩いた那須岳。山小屋の混浴風呂、一面に 実をつけていた浅間ベリー。

懐かしい風景に 楽しかった思い出が いっぱい よみがえってきました。たまには、昔を振り返るのも いいものですね。

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安達太良山。那須岳で 福島の人とはなしをしたとき、”安達太良は いいよ。お花が いっぱい”と聞き、一度 行ってみたいと思ったものの、それっきり。初めて 見ることができました。

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そして、吾妻山。

遠くに見える山並み、広がる田畑、点在する雑木林、のどかな風景の中にある民家。福島も いいところです。

道中、郡山に 一泊して 伊達市に 到着。

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目的地、曹洞宗 仙林寺です。鐘つき堂を通り、

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本堂へ。

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人が集まり 楽しめる場所。人とのつながりを大切にしているご住職さんです。

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そして、仕事にとりかかります。

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このアイランドキッチン、写真ではわかりませんが、結構な大きさで、玄関からいれることができません。すると、棟梁のひと声で 人が集まり、大きな男衆 6,7人が みこしをかつぐようにして キッチンが持ち上げられ、軽々と運ばれました。大工さん、電気やさん、そして これを運ぶために かけつけてくれた方、本当に ありがとうございました。

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アイランドキッチンの奥は、コンロのあるカウンターキッチンです。。どちらも 山桜の木を使っています。赤みを帯びた色が 特徴で、キメの細かい美しい木です。

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こちらは、洗面台。キハダという木を使っています。黄色味おびた木の色が 時がたつにつれ 味わい深い茶褐色に変わっていきます。これも また、無垢の醍醐味です。

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天板は 漆塗り。鏡の後ろは、収納棚がついています。洗面ボールは、ご住職が捜してきたもので、石をくりぬいたものです。

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そうして、無事 納めることができ、この日は、宿坊に泊めさせてもらいました。夕飯は、きりたんぽ鍋。ご住職のお父様が秋田のご出身で よく食べるとか。鳥で 濃厚なだしがとられていて、本場の味でした。

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これは、伊達地域の郷土料理。”いかにんじん”。あっさりした松葉漬けのような味で、美味でした。今度 私もつくってみようと思います。

そして、”うつくしいもの”が好き…と おっしゃるご住職の話に 耳を傾けながら、お酒をお共に 楽しい一夜がふけました。

本当に いろいろお世話になりました。

翌朝は、うっすらと 雪が積もり、粉雪が舞う一日。伊達を後にして、那須岳の裾野にある新甲子温泉に 宿をとりました。

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雪の降りは強くなり、翌朝 20センチほど 車につもっていたでしょうか。

それでも、知らない土地でみる雪景色は 新鮮で、やはり 観光気分になるものですね。雪割橋で 写真を一枚。

”阿武隈川が 雪を割ったようにみえる”という所以で、”雪割橋”。ご覧のとおりです。美しい景色に 寒さは いづこへ…。

そして、家路に向かいます。

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10時ごろ 出発して、家に着いたのは、5時近く。 家に入る前に 雪かきをしなければいけないのでは…と 心配していたのですが、長野で 雪が降ってるのは、北部だけ。ほっとしました。

往復1000キロの納品を終え、今年の仕事は おしまいです。長い旅路でしたが、知らない風景にわくわくし、新しい人との出会いに 喜びがありました。

今年も 良きご縁に恵まれました。感謝の気持ちで いっぱいです。

そして、ブログをみてくださっているみなさん、ありがとうございます。

どうぞ よいお年を お迎えください。そして、また ブログで お会いしましょう。

                             ロバの家具や

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2011年12月17日 (土)

出来事

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先週、新宿で開催されている ”セガンティーニ展”へ いってきました。

アルプスの画家といわれるように、イタリアから スイスアルプスへ 移住し、アルプスを背景に 壮大な絵を描かれた画家です。

33年ぶりの開催ということで、この目で見るのは 初めてでした。

ひとつの絵を 遠くから じっくり眺めていると、絵の中のモチーフが浮き上がってきて、自分が 絵の中にいるような体験をし、驚きました。

夕暮れの中 家路に向かう羊の群れが描かれた絵は、夕暮れの光が きれいで、自分も その石畳の路地に立ち、羊の声を聞いているような気分になったのです。

山の絵は、青い空が印象的で、いつも 山で味わうような気分になりました。

本当に 素晴らしかったです。機会があれば、スイス サンモリッツにあるセガンティーニ美術館を 訪ねてみたいと 思った程でした。

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そして、2日後 月食で 久しぶりに 夜の空を ゆっくりと眺めました。

丸い月が 時間を追うごとに 欠けていき、無くなるのかと思ったら、夕日色おびた月が浮かび上がった…。なんだか 不思議でした。

そうして、その後、テレビで プラネタリウム作家の大平さんが チリのアタカマ砂漠を旅し、映った夜空の映像に 息を呑みました。

無数に光輝く星と星雲。 大平さんが ”これは 夜空ではなく まさに 宇宙”と 声をもらしていましたが、 

星を追いかけていたロバの主人の解説に 耳を傾けながら、宇宙に 想いをはせました。

セガンティーニ、月食、そして 宇宙。

出会ったことで、自分のこれからが 少し 変わるような出来事でした。

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2011年12月 6日 (火)

山納め

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               冬枯れの庭に

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               色取りを添えるのは、ウメモドキ。

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12月1日。粉雪が舞い、翌朝 うっすらと 白く積もった。例年より 少し早めの初雪。

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それから、数日後 小春日和に恵まれ、心がさわぐ。山納めに 出かけましょう。

ススキの野原をかきわけて 向かうは、ガボッチョ。青い空が、気持ちいい。

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高い山々は、綿帽子をかぶり、冬の装い。でも、背中に当たる陽ざしは 暖かく、山頂に着くまでに 汗をたっぷり かいた。

頬に当たる風が ひんやり 気持ちいい。今日は、今年 最後の山納め。だから、ゆっくり山を眺めた。心の中で 山を描いた。

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ゆっくり ゆっくり 空を あおいだ。

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そうして、陽が傾き始め、ガボッチョを 後にする。

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夕暮れの中で、富士山も 静かに微笑んでるね…

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そして、久しぶりに 夕日を 眺めた…

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いいことが ありますように…

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山のみなさん、今年も いろいろ ありがとう。

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2011年12月 3日 (土)

山ぶどう酵母のパン

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10月終わりに山道で 採取した山ぶどうです。

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これで、酵母をつくりました。保存びんに 山ぶどうと 水をいれ、ふたをします。常温で大丈夫ですが、気温差がないように 夜は 発砲スチロールの箱に保管しました。

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しばらくすると、ぷくぷくと 山ぶどうから気泡が 上がってきます。(今回は 5日かかりました)。

それから、3日ほどたつと、写真のように その気泡が シュウシュウ サイダーのように 上がります。これで 酵母の完成です。

何度 つくっても、酵母の不思議さを 体感する瞬間です。

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次に 元種を作ります。パンが安定して焼けるようにするための作業だそうです。

強力粉(100g)と同じ分量の酵母エキス(100g)を 混ぜ合わせ、一日 起きます。ほらっ、酵母が ぷくぷくしてきたでしょう。

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更に、強力粉と 酵母エキスを加えて、一日 置くを、後2回 繰り返すと、こんなに元気な元種ができました。

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酵母を作り始めてから、11日目にして、ようやく パンが焼きあがりました。ふぅ~、長い道のり。

できた元種は、ひと月くらいで 使い切らなければなりません。

パン屋さんのように 毎日 パンを焼いていれば、酵母が元気なうちに 何度も カンパーニュが食べれるのでしょうけど、私は そんなに豆ではないので・・・

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酵母が おとなしくなり始めたら、ちょっと 嗜好を変えていきます。これは、りんごとレーズンのシナモンパン。

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そうして、最後は 自家製あんこのあんぱんです。

ここのところ、手軽においしく焼けるホシノの天然酵母を使っているので、自然の産物から酵母をもらって作るのは、久しぶりのことでした。

ホシノに慣れてしまうと、正直なところ 手間のかかる作業に グチがこぼれました。それでも、せっかく 作った元種を 無駄にもしたくなかったので、グチを いっぱいこばしながら、結構 豆にやったかなぁ…なんて、振り返ってみると 笑ってしまいます。 

山ぶどうの酵母がつくりたくて、山を探し回ったころもあったんですけどね。でも、今の私には、ホシノで 充分ってとこかな。

先のことは、わかりません。

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