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2013年5月

2013年5月28日 (火)

森のエッセンス

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        4月の最後の大雪の日、原村へ キッチンを納め、

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そして、木々の芽吹きが美しい頃、 最後のごあいさつに お施主様をお訪ねました。

森の中に 静かにたたずむ その家は、四方に 窓があり、どこからでも 森が眺められるようになっています。

朝、目覚めた時も、ご飯をつくっているときも、食事をしているときも、お風呂に入っているときも、 いつでも どこでも 森が眺められる 森の家です。

それでは、森の家のキッチンを ご紹介します

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木をたっぷり使った森の家の雰囲気に合わせ、天板も 木であつらえました。材料はさくらの木。 色も鮮やかな紅色で 特にいい材でした。

収納棚や引き出しは、栗で作られています。

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             シンクも手板金の特別あつらえ

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きっと あの森も 新緑の季節を迎え、森のエッセンスを たっぷり吸いこんでいることでしょう。

 

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2013年5月25日 (土)

かっこう日和

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季節は、なぜか いつも 急に小走りをはじめ、庭先の花々は、次から次へと咲き、芽吹きはじめた山々は、あっという間に 新緑に覆われた。

早いもので、もう5月も終盤。初夏を迎えている。

3日ほど前、もうそろそろ 今年も来るかしら?と、話にしていたら、2日前に 遠くでかっこうの声を耳にした。

そして、今日は 朝から 我が家の裏山で、かっこうが 爽やかに歌っている。なんとも気持ちのよい‘かっこう日和’だ。

時々、私もいるわよと言っているかのように、うぐいすやら ほととぎすやらが、大きな声でさえずるのが、なんだか 可笑しい。

さて、今日は これから 夕暮れの風に吹かれ、かっこうの歌声を聴きながら、草むしりと行きましょうか。

とっておきの‘かっこう日和’だから…。

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                  カッコ・・

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                  カッコ・・

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                  カッコ・・

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                  カッコ・・

 

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                 カッコ・・

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                   カッコ・・

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追伸: 

草むしりをしている私の頭上を ばさばさと飛んだり、近くの木にとまったりと、かっこうさんは、姿を ちらっちらっと 見せてくれました。

かっこうの地鳴きは、結構 低くて太く、地味な声なんですよ。あの‘カッコウ’という軽快な鳴き声からは、想像できないような声です。

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そうして、2日後 新しい天地へと 旅立っていきました。

また、来年 会うことができますように。

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2013年5月12日 (日)

お仏壇 2.納品

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庭先のジュンベリーが 満開を迎えた4月の終わり。お仏壇の納品への準備が整い、

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隣町の赤帽の堀さんに 搬送をお願いしました。とても気さくな方で、快く搬入も手伝ってくれました。(お世話になりました)

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そして、半分の荷物を積み込んで、我々も 片道7時間の福島へ。 向かうは、伊達市   曹洞宗 仙林寺

道中、桜と雑木林の芽吹きが美しい 里山の風景を楽しみながらの長旅になりました。

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まずは、ご住職さんの力もお借りして、男衆4人で お仏壇の外枠になる本体をかつぎ、指定の場所に入れます。

一応、打ち合わせの時に 寸法は測ってありますが、実際 うまく入るか否か、この作業が終わるまで、気持ちは落ち着きません。

今回も いい具合に入り、ようやく安堵しました。

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次に、つけ柱を立て、最後に、建具・引き出しを入れれば、完成です。

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いかがでしょうか…。(右側がお仏壇 左側は飾り棚収納 左上はエアコンをガラリで隠しています)

拭き漆で仕上げた木目が きれいですね。数年後、時が経つにつれ、生地の黄色(ウルシの木)が出てきて黄金色のように‥ 。 これもまた、拭き漆の楽しみのひとつです。

右側の折れ戸を開けると、

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ご本尊に お目にかかれます。

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アクセントにもなっている黒いラインは、黒漆です。

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丹精込めて作ったものの 晴れ姿をみれることは、この上ない喜びです。これから、このお仏壇は、どれくらいの時を 仙林寺さんと共に過ごしていくのでしょう…。

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このような仕事を 依頼してくださったご住職様と、いつも 手料理でおもてなししてくださる奥様に 感謝の意を込めて。

ありがとうございました。

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また、いつか お会いできる日を楽しみにしております。

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2013年5月11日 (土)

お仏壇 1・つくる

お仏壇作製のご依頼を お電話でいただいたのは、昨年の夏のおわりの頃でした。

それから、構想をねり、打ち合わせに 現場の福島まで 出かけたのは、昨年の暮れ。

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そして、新しい年を迎え、作製にとりかかり始めました。まずは、お仏壇になる木材を準備します。

何を作るのにも、はじまりは ここから。

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そのまんまの材木。大きくて、力強さは感じますが、このままでは、決して 美しいとは言えません。

この木材に、惜しみなく手をかけ 磨いていくと、木が持っている本来の美しさが現れます。

そして、そこから、 ~うつくしきものとして、かたち~にしていくのが 家具やの仕事です。

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まずは、木材を 刻んでいきます。

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木の色が現れました。これは、漆の木。色鮮やかな黄色がきれいですね。

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しかし、漆は 人によってかぶれます。ろばの主人も 漆には弱く、作業中、肌がでているところは すべて 赤く腫れ、ただれました。仕方のないことですけど…ね。

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こちらは、栗の木。今回のお仏壇では、漆と栗の2種類の木を使いました。

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大きな材木が 寸法通りに刻まれした。そして、念入りに サンダーをかけ、滑らかな肌触りになっていきます。この作業が 長いのですけどね。

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これは、建具(引き戸や扉)の部材です。ほぞ(左)、ほぞ穴(右)も ひとつひとつ、手作業で 作られていきます。

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組み立てに入りました。ここまでくれば、山頂がみえてきた7合目くらいでしょうか。

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それでも、気は抜けません。あくまでも、慎重に

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               丁寧に、

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               正確に。

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そして、3月の半ば、ようやく かたちになりました。生地ができあがると、言います。

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できたものたちを 箱につめ、つつみ、

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仕上げの塗装に、軽トラ3台で、大移動。

漆作家の菅原利彦さんの うるし工房然(高遠在住)に 漆を塗ってもらいます。菅原さんも この引っ越しに 車でかけつけてくれました。(お世話にまりました。Thanks)。

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ここは、菅原さんの工房。箱もので いっぱいになってしまいました。一体、どのようにして塗ったのでしょうね。

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実際に塗っているところをみることはできませんでしたが、作業中の写真を送ってもらいました。仕上がりが楽しみです。

そして、4月の半ば過ぎ、仕上がったと 連絡が入り、

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またもや、軽トラ3台での 大移動。

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鉄作家の河原崎 貴志さんにお願いしていた 鉄の取っ手も完成し、

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4日後の納品に向けて、仕上げに ラストスパート。完成したお仏壇は、次回に紹介します。

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