山のアルバム

2012年7月 2日 (月)

トキンの岩

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6月の下旬、 蓼科は  ヤマツツジの季節を迎えていた。ハルゼミの鳴き声と共に この風景を楽しみながら、目的地 トキンの岩へと向かった。

蓼科スカイライン沿い、御泉水自然園を過ぎ、大河原峠の少し手前に、突如 突き出した岩が見える。

これが トキンの岩である。八ヶ岳、霧が峰周辺には、このような 神秘的な名前の付いた場所が 数々ある。昔、山々で 狩りをしていた先住民がつけた名前だろうか。

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昨年、双子山へ行く道中、この岩をみかけ、さぞかし 眺めがよいことだろう…と気になっていた。

鬼押し出しのようなガレバを登ること 約10分、トキンのてっぺんに 到着。

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着いて まもなく すっかり 雲に覆われてしまった。お昼には まだ 早かったので、周りを散策する。

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なぜか 小さなほこらがおいてあった。どういう所以だろうか。

岩山で 一見 なんにもなさそうに見えるが、足元を探すと、‘ある ある’‘小さくて 美しいもの’…

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黄色いスミレ…キバナノコマノツメ。辺り一面に 咲いていた。

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こちらは ゴゼンタチバナ。名前にふさわしい花姿。

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そして、岩場に咲く イワカガミ。久しぶりのご対面。

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鏡のようにツヤのある葉、鮮やかなピンク、花びらの縁に 細かい切れ込みが入って、なんとも オシャレ。

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この岩の周辺は、ヤシャブシの木が多く見られた。

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ヤバネヤシャブシ…はっぱの形が ほのぼのしている

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そして、お昼をすませた頃、ようやく 雲が切れ始め、視界が開けてくる。

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         新緑が きれいだ。

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そして、雲の彼方に見えるのは、北アルプス。稜線に 白い雪を残した夏山の姿。広大な風景を眺めて、気分は 爽快。

山は、いいなぁ~

トキンの岩。予想以上に 楽しいところでした。

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2011年12月 6日 (火)

山納め

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               冬枯れの庭に

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               色取りを添えるのは、ウメモドキ。

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12月1日。粉雪が舞い、翌朝 うっすらと 白く積もった。例年より 少し早めの初雪。

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それから、数日後 小春日和に恵まれ、心がさわぐ。山納めに 出かけましょう。

ススキの野原をかきわけて 向かうは、ガボッチョ。青い空が、気持ちいい。

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高い山々は、綿帽子をかぶり、冬の装い。でも、背中に当たる陽ざしは 暖かく、山頂に着くまでに 汗をたっぷり かいた。

頬に当たる風が ひんやり 気持ちいい。今日は、今年 最後の山納め。だから、ゆっくり山を眺めた。心の中で 山を描いた。

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ゆっくり ゆっくり 空を あおいだ。

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そうして、陽が傾き始め、ガボッチョを 後にする。

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夕暮れの中で、富士山も 静かに微笑んでるね…

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そして、久しぶりに 夕日を 眺めた…

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いいことが ありますように…

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山のみなさん、今年も いろいろ ありがとう。

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2011年10月14日 (金)

乗鞍高原

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         秋晴れの一日、乗鞍高原へいってきました。

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北アルプス 乗鞍岳の裾野に広がるミズナラの森は、ちょうど 黄色く染まり、

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上を見上げれば、青い空に ミズナラの黄色が 輝き、

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  黄色の森に カエデやウルシなどが 赤で アクセントをつけ、

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美しい森が広がっていました。

この美しさは、決して 人の手では作れないもの。自然ってすごいです。だから、自然の前で 人は 傲慢になってはいけないのですよね。

目の前に広がる美しい風景を ゆっくり味わいながら、ゆっくり 歩きます。言葉はなく、静寂だけがあり、                   ”あぁ なんて 幸せなんでしょう” 

至福のときが 流れていきます。

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そうして、陽は 傾きはじめ、

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夕刻を迎えると、

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風はなぎ、池に浮かぶ、もうひとつの美しい世界。

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心を 秋で いっぱいにして、ミズナラの森を 後にします。

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2011年7月20日 (水)

オサバグサの森を歩く

蓼科山と横岳の東に 双子山というなだらかなふたつのこぶを持つ山があります。標高 2223m。大河原峠に 車をとめ、歩くこと 約20分で 山頂です。

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山頂は 眺めがよく、手軽に山岳気分が楽しめるところが いいです。今回は、ここで 早めのお昼をとりました。

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小鳥のさえずりに 耳を傾けていると、正面の横岳に 雲がかかってきました。

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雲が 山の斜面を滑るように 泳いでいます。それは、気持ちよさそうに。ただ 雲を眺めているだけで、こんなにも 穏やかな気分になるもの なんですね。

山は いいなぁ…と、もう すでに 山にひたっています。

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山頂で クジャクチョウにも 出会いました。

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静かなひとときを楽しんでから、双子池へ向かいました。コースタイム30分の勾配のある道を下っていきます。

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そして、双子池に到着。雄雌と ふたつの池があり、こちらは 雌池です。

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ここから、次の亀甲池へ行くまでの道中が、木霊が住んでいそうな深い森で とてもよかったです。

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森は、苔に覆われ、冷蔵庫の中にいるかのように 空気がひんやりとしていました。深い森の向こうで 小鳥たちがさえずりあっています。

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しばらく歩くと、びっしりと生えた苔の中に ひときわ明るい緑色した葉が 目に入ってきました。

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オサバグサです。白くて ちいさな花が 苔むした森に 合っていました。そして、山道に沿って、ずっと オサバグサの花道がつづき 心を楽しませてくれます。

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シラビソのぼっくりが まかれたかのように たくさん落ちていて、しばし 時間を忘れ、拾いました。あぁ、タノシ・・・イ。

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数は少なかったけど、ゴゼンタチバナにも 会うことができました。お久しぶりですね。

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苔の花も いいものです。

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すっかり 心は 森の中。

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苔むした森を たっぷり楽しんで、亀甲池に到着。横岳の裾野にある小さな池です。

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浅瀬の池を眺めて、名前の由来がわかりました。池の底に見える石が まるで 亀の甲羅のように みえるでしょう。

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そうして、蓼科山を眺めながら、帰途へ向かいます。山の冷気をたっぷり吸い込んで、いい汗をかき、心も満たされた山旅でした。

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